平成妖怪鏡絵師〜第一番〜

時は平成の世でございます

ある日一人の男がまちを歩いていると出店をしている絵師がおりました

その絵はどれも、個性的で見たことのないものばかりです

その中に一枚だけ鏡があり、その鏡を覗き込んだ男は

恐ろしい妖怪の姿になり、鏡の中に引きずり込まれ、

跡に残されたのは、

いつの間にか妖怪の絵に変化しているそれらの絵と、

絵師の高笑いの声だけだったということです。


©2014 WATANABE Honami.

渡邉帆南美website

詩+絵+額縁の外=かめれおん芸術 を発明。